アマチュア通信

趣味と学校外学習を科学する

感想:『ハーバードビジネスレビュー 12月号 特集:好奇心』

「興味」を研究する身として手に取らざるを得ない特集ですが,面白いです.社員が「好奇心」を発揮できると,新規事業に挑戦したり,多様な経験をしたりしてリーダーとしての能力を育くんでいく.その一方で,上司からしてみれば,好奇心のおもむくまま部下に仕事をさせるのは予測がつかなくて不安の種になる.じゃあどうしよう?ということが記事になっています.
 
僕は「興味」や「好奇心」がのびのび発揮されてる場について知りたくて「趣味」を研究していますが,もちろん「仕事」だって面白く追求することができるし,それが組織にも良い成果をもたらしうる.けれど「仕事」の場合は,生計を立てるという制約条件も考えなければいけない.興味や好奇心を追求することと,生計を立てること.この2つの条件を満たせるとプロフェッショナル=創造的熟達者になれると思いますが,どうやったら2つの条件をクリアーできるかは,趣味研究の先に今後考えていきたいところです.仕事/余暇みたいな区別は不毛になりつつあるので.
 
みんなは自分が仕事でもった「興味」や「好奇心」をどう扱ってますか.