アマチュア通信

人々の趣味や遊びとそれを捉える視点

学習

過去を振り返ることでしか学習は認識できない

1)過去を振り返ることでしか学習は認識できない 日常生活や科学実践において「学習」という現象は次のような特徴をもっている. 任意の2時点における特定の個人の変化を定式化したもの ※これは必要条件であって必要十分条件ではない.例えば「5分前と比べ…

【論文紹介】遠藤・友田 (2000) 社会教育に対する文化行政からの問題提起について

梅棹忠夫は1970年代に「教育はチャージ・文化はディスチャージ」論を展開することで,文部省―教育委員会ラインの社会教育行政ではない,首長部局による文化行政に勢いをつけた.「あそびの世界」を支えるには,学校教育が大きなウェイトを占める教育委員会の…

学習/芸術制作と政策担当部局の分離

1)学習と芸術制作はひとつの活動の両側面である 学習科学は,学習と制作活動は統合されたものと考える.「つくることでまなぶ」というやつだ.サイバー法の Lessig が,J. S. Brown に言及しながらこういう表現をしていた.とても良い表現だと思う. 文化…

学ぶことの意味を学ぶこと――なぜ「興味」を研究するのか

学習研究者のコミュニティの中で自分が「興味の広がり」や「興味の深まり」を研究テーマに設定していることの意味は何か,ということを常々考える。今のところの答えは,興味の広がりや興味の深まりは「学ぶことの意味を学ぶこと」だから,というものだ。 学…

学習環境:制度化のグラデーションとして

学習科学におけるフォーマル/ノンフォーマル/インフォーマル、in-school learning / out-of-school learning のような区別(*1)を、学習環境がいかに制度化されているのかという問いへの回答として、その回答のグラデーションとして捉え直したいと思って…