アマチュア通信

趣味と学校外学習を科学する

落合 (2017) 超AI時代の生存戦略

落合さんのような一流の研究者が、一般書のレベルでいろいろ思考を開陳してくれる状況は素直に楽しい。まれびとハウスに出入りしていただとか情報学環の先輩だとかで勝手に親近感をいだいているせいもある。

57ページに「ものごとには透明性と趣味性があって、人間だけが個人の色を付けていくことができる」とある。1970年代に「趣味はサシミのツマか」議論されていたとしたら、2020年代は本格的に「趣味はサシミである」と認識されるだろう。落合さんに限らず、人生100年時代や人工知能の発展を意識した論者はみな、「遊び」や「趣味」としてのライフの重要性を説いている。

 

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

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