How to Become an Amateur

大人の趣味とそれを支える環境について

リーディング再訪

 もう英語で書かれたものしか面白そうなものがない――今さらだけどハッとした.学習研究しかり趣味研究しかり,論文で先行研究として直接的に言及するかどうかはともかく,研究者なら読んでいて当たり前の「現代の古典」的な本や論文で思い当たるものは,もう翻訳の出ていない英語文献しかないことに気づいた.これまでも先行研究は英語文献しかないので必要に駆られて読んではいたけれど,楽しみのために読みたい学術書も英語で読むしかないみたいだ.英語どころか,いくつかフランス語もある.

 英語でのオーラルコミュニケーションがてんでだめな自分だが,少なくともリーディングに関しては,必要に駆られて読んでいるうちに多少は向上した気はしている.ただそれは背景知識が増えたからかもしれず,英字新聞でなじみのない政治の話題とかを読むと相変わらず苦労する.専門分野のものだって,日本語と比べれば読むスピードは圧倒的に遅い.補足的に英語を読んでいるのならこれでもいいのかもしれないけれど,もう英語でしか読むものがないなら,この調子だと困る.ほかに(日本語で/短くて)良さそうなのがなかったら読むか,ではなく,積極的に読まなくてはならない.

 ただ英語論文を読んできただけで,人文学的な精密な講読をしたこともなく,リーディングについて集中的に訓練したことは全くないのだけど,やった方が良いのではないかという気がしてきた.大量に読んでも疲れない基礎体力がほしい.どうしたら良いのだろうか.単語を覚える?

 Academic reading skills に関するオンラインのリソースを集めはじめる.

 

追記 2017.08.14

 丸善の洋書コーナーを見ていたら,「自分にとって見たことはあるけど意味は即答できない単語」が絶妙なレベル感でセレクトしてあるボキャブラリー本に出会ったので買ってきた.1日1ページ,6単語を覚える.それに加えて自分が集めてきた論文PDFから単語の使用例を検索すると面白い.例えば,eminent[傑出した]という語は,認知心理学の熟達研究に用例がある.さもありなんという感じ.Voracious[貪欲な]なら,文化的雑食性の研究が出てくる.

1100 Words You Need to Know

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